
昭和40年代、豆腐は食品添加物を使用しない健康で安全な製品が主流でした。タナカショクは“健康的な豆腐はいい水から”という発想のもと、創業時からイオン水(電子水)を導入してまいりました。やがて時代は、コスト削減、大量生産の時代へ。近年では相次ぐ食品偽装問題の発覚による食品製造業者への信用低下や、原油高騰による原材料の値上げなど、消費者を取り巻く環境は非常に厳しいものとなっています。そんな中で私共は、経営理念である「安心とおいしさ」をテーマに技術の向上、自然環境への配慮、商品開発への姿勢をかたくなに守り続けてきました。
一方、この経営理念と素材の良さを活かした新しい商品開発にもチャレンジしています。たとえば、高知県の豆腐作りの原点ともいえる硬くしっかりとした味わいを再現した「唐人豆腐」。一つ一つを丁寧に手で絞ることで水分を極限まで抜いた、独特の丸みと硬さが特徴の商品です。また高知県特産鶏土佐ジロー卵を使った「土佐ジロー玉子豆腐」は、卵本来の濃厚さや栄養価をそのまま生かした商品づくりに成功しました。
豆腐は日本が世界に誇る歴史ある健康食品です。もめん・絹ごしという伝統的な味にさらに磨きをかけ、一方では、これまでの豆腐に対する概念を打ち破る発想で商品開発に挑戦してまいります。そして、これからも地域の健康を担う企業としての誇りと責任を持ち、安全・安心でおいしい豆腐を消費者の方々にお届けしたいと考えております。
代表取締役社長
田中 幸彦